OS 選びは、あとで決めればいい細かな話に思えるかもしれません。でも VPS では、料金、自分の作業に残る RAM、毎日のサーバー管理の仕方という 3 つを一度に決めてしまいます。まず短い答えを示し、そのあとで裏付けとなる数字を紹介します。数字はすべて、当社のイメージから立てた新しいサーバーで測ったものです。
短い答え
Windows を選ぶべきなのは、Windows 用しかないプログラムが必要なときです。Windows 専用のトレーディングターミナル、会社ですでに使っているデスクトップアプリ、古い .NET Framework のサービス、Windows のソフトをクリックして回る自動化などです。サーバーを普通の PC のように扱い、ターミナルを一切開きたくない人にも Windows は向いています。
Linux を選ぶべきなのは、それ以外のほぼすべてです。Web サイト、Docker、データベース、VPN、Telegram や Discord のボット、Python のトレーディングボット、AI エージェント、ゲームサーバーなど。これらの分野のソフトの多くは、まず Linux 向けに作られています。
迷ったら、たぶん Linux です。
使い始める前にそれぞれが使う量
当社のイメージから新しいサーバーを立て、起動から約 1 分半後、誰もログインしていない状態で測りました。
| システム | アイドル時の RAM | ディスク使用量 | プロセス数 |
|---|---|---|---|
| Alpine Linux 3.21 | 55 MB | 153 MB | 約 70 |
| Debian 12 | 213 MB | 1.2 GB | 81 |
| Ubuntu 24.04 | 313 MB | 2.7 GB | 102 |
| Windows Server 2022 | 965 MB〜1.3 GB | 約 14 GB | 88 |
自分のソフトを動かす前の段階で、Windows は Ubuntu の少なくとも 3 倍、Alpine の約 20 倍のメモリを使います。そのため当社の最小の Windows プランは RAM 4 GB で、最小の Linux プランは 1 GB で足ります。ディスクでは、Windows はプランの 50 GB のうち約 14 GB を使い、Ubuntu は 3 GB 未満です。
料金
当社プランの月額料金です。
| Linux | Windows | |
|---|---|---|
| 最安 | Nano:2 vCPU、1 GB、15 GB、$3 | Windows-Small:4 vCPU、4 GB、50 GB、$11 |
| 4 vCPU、4 GB、NAT | Small:$8 | Windows-Small:$11 |
| 4 vCPU、4 GB、専用 IPv4 | Small-IP:$16 | Windows Small-IP:$28 |
| 6 vCPU、6 GB、NAT | Medium:$12 | Windows-Medium:$19 |
同じ規模なら、Windows は NAT で $3〜$7、専用 IPv4 付きで $12 高くなります。差が大きいのはいちばん下のクラスです。$3 の Linux サーバーで問題なく動く小さなボットやサイトでも、Windows なら最低 $11 のプランが必要です。Windows だけで約 1 GB を使うからです。
ライセンスの問題もあります。当社の Windows イメージは、お客様自身のキーで認証する Windows Server 2022 です(BYOL の仕組み)。Linux には買うべきライセンスがありません。
日々の管理
Linux は SSH を使い、テキストで管理します。設定はファイルにあり、ソフトはパッケージマネージャーから入れ、どの手順もスクリプトにできます。自動化ツールや AI エージェントが Linux サーバーを扱いやすいのもこのためです。当社の Ubuntu、Debian、Rocky Linux、Alpine の初期設定ガイドは、どれも 10 分ほどで終わります。
Windows はリモートデスクトップで管理します。完全なデスクトップ、いつものグラフィカルなツール、スクリプトを書きたいときの PowerShell が使えます。追加ライセンスなしで 2 人まで同時に接続できます(2 人目のユーザーを追加する方法)。別のマシンからスクリプトで操作するための OpenSSH も組み込まれています。どの Windows サーバーでも、最初にやるべきなのは RDP の保護です。
よくある 3 つの誤解
「リモートデスクトップを使うには Windows が必要」。 そんなことはありません。Linux サーバーでも、同じリモートデスクトップアプリで開けるデスクトップを動かせます。XFCE と xrdp を使ったところ、Ubuntu のテストサーバーではセッション 1 つで RAM が約 360 MB 増えただけでした。
「トレーディングボットには Windows が必要」。 ほとんどは不要です。Freqtrade、Hummingbot、そして Python や Node.js のボットのほぼすべてが Linux でそのまま動きます。Windows が必要なのは、ターミナル自体が Windows のプログラムである場合だけです。
「Server ではなく Windows 10 が欲しい」。 レンタルサーバーでデスクトップ版 Windows を使うのはライセンス上の問題があり、Windows 10 はすでにサポートが終わっています。Server 2022 でも同じプログラムが動きます。詳しくは VPS で使うなら Windows 10 か Windows Server かをご覧ください。
私たちのおすすめ
- Web サイト、Docker 環境、データベース、ボット: Linux。手順書に沿って作業するなら Ubuntu 24.04、軽さを重視するなら Debian 12、いちばん軽い Docker ホストなら Alpine。
- Windows 用しかないソフト: Windows Server 2022。Windows-Small から始められます。
- 迷ったら: Linux から始めてください。Nano は月 $3 なので、試すのに大きな費用はかかりません。
ただし、最初に決めてください。Windows のイメージは Windows プランでしか動かないため、あとから Linux から Windows に移るには新しいプランとデータの移行が必要です。Linux のプランはすべて VPS に、Windows の 4 プランは Windows VPS のページにあります。支払いは Base、Ethereum、Polygon 上の USDT、USDC、ETH で、本人確認書類は不要です。
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